特別区経験者採用の過去問はどこで手に入る?使い方には注意が必要です。

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「過去問を制する者が公務員試験を制する」と言われています。

これは、過去に出題された問題が何度も繰り返し出題されるケースが多いからです。

特別区経験者採用の受験を控えたあなたは、今まさに過去問に取り組もうと考えているかもしれません。

ところが、特別区経験者採用に限って言えば、過去問を使わない方が合格率が高まります。

一体どうゆうことでしょうか?

この記事では、特別区経験者採用の過去問とその注意点について解説していきます。

特別区経験者採用の過去問は使わない方が効率が良い

まず率直に言って、特別区経験者採用の過去問には次の問題があります。

  1. 公式が公表している過去問は不完全な上に、解説が無い
  2. 信頼できる大手による過去問集が発売されていない

先に結論から言うと、これらの問題から「特別区経験者採用の過去問」を使うのではなく、「特別区Ⅰ類採用の過去問」を使う方が効率よく合格点を稼ぐ力が身に着きます。

順に解説していきます。

1.公式が公表している過去問は不完全な上に、解説が無い

特別区経験者採用の過去問は特別区人事院会のHPから閲覧することができます。

特別区人事委員会採用試験情報 試験問題の公表
特別区(東京23区)の採用試験情報ホームページ

ただし、公表されているのは直近3年分であり、著作権の関係で文章理解の問題は削除されています。

しかも肝心の解答が無い・・・。これでは正直使い物になりませんよね。

そこで、各区役所もしくは特別区自治情報・交流センター(飯田橋)では、文章理解を含む過去数年分の問題と解答を閲覧、印刷できるようになっています。所在地は以下リンクからご覧になれます。

特別区人事委員会採用試験情報 試験問題の公表 閲覧場所
特別区(東京23区)の採用試験情報ホームページ

これならば十分な数の過去問を解いて、答え合わせまですることができます。

先輩合格者
先輩合格者

試験前になると区役所の印刷コーナーに受験生の列ができたりします!

しかし、この方法にも問題があります。

1つは、一々区役所まで足を運び、過去問を一枚ずつ印刷する手間があるということ。勉強時間が限られている社会人にとってこれはかなり面倒だと思います。

もう1つは、解答解説が無いこと。過去問の正答番号は載っているものの、その解説までは記載されていません。

したがって、不正解だった問題の理由や解答アプローチを確認する手段がないのです。

こうなると、市販されている過去問集があれば助かりますよね。

ところが・・・

2.信頼できる大手による過去問集が発売されていない

そうなんです。特別区経験者は受験者数が非常に多いのにも関わらず、大手の過去問集が発売されていないのです。

公務員試験の定番である資格試験研究会の 合格の500シリーズTACの過去問集が特別区経験者採用にもあればベストなんですが、残念ながら発売されていません。

代わりが無いかと探してみても、何やら怪しい販売元の過去問集しか見つかりません。

となると、「解説付きの過去数年分」は諦めるしかないのでしょうか?

安心してください。実はまったく別のアプローチで解決できます。

Ⅰ類採用の過去問で充足できるうえに、効果が高い

結論から言うと、「特別区経験者採用の過去問」を使うのではなく、「特別区Ⅰ類採用の過去問」を使うことで解決できます。

なぜならば、経験者採用の出題範囲はⅠ類採用と同じであり、難易度はⅠ類採用よりも容易に作られているからです。

経験者採用の出題範囲はⅠ類採用の出題範囲と同じです。Ⅰ類採用試験の過去問とほぼ同じ問題が経験者採用で出題されるケースが極めて頻繫にあります。

また、特別区経験者採用は勉強時間が限られている社会人向けの試験です。そのため、Ⅰ類採用試験よりも教養試験の問題数が少なく、難易度は容易になっています。

これは過去問を比較して頂ければ一目瞭然だと思います。

すなわちⅠ類採用試験の問題を解くことは、経験者採用受験者にとって高地トレーニングのような効果をもたらすので、これに慣れれば安定して合格点を稼ぐことができるようになるのです。

Ⅰ類採用試験でしたら、市販の過去問集が充実しているので解説付きの過去問を数年分解くことができます。

無理に「特別区経験者採用の過去問」に絞って強度の低い勉強をするよりも、Ⅰ類採用試験の恵まれた教材によって強度トレーニングを施した方が合格率が上がります。

オススメの過去問集はやはり定番の資格試験研究会の 合格の500シリーズTACの過去問集です。

Ⅰ類採用試験用なので難しい問題があるかもしれませんが、経験者採用の場合はあまり気にせず、基礎の問題をこなしていくだけで十分合格点に達することができるでしょう。

論文の対策方法は?

教養試験はⅠ類採用試験の過去問集で対策できますが、経験者採用の肝は論文です。

社会人採用というだけあって、論文は非常にシビアに評価されます。

論文は過去問から学ぶことが難しいので、特別区の課題やテーマをしっかりと収集することが重要です。

とはいえ、論文はまともに向き合うと非常に難しいうえに、点数が安定しない科目でもあります。

出題テーマを知っているかどうか、イチかバチかで合否が決まってしまうこともあります。

そうした事情もあり、特別区受験生は模範解答を使って勉強するのがメジャーとなっています。

受験生御用達の定番の模範解答はこちらです。掲載テーマの豊富で、評価が毎年とても高いので間違いないでしょう。

【特別区採用試験】論文予想テーマ模範解答26セット|特別区採用試験対策|note
令和3年度特別区採用試験で出題が予想される論文テーマの模範解答セットです。対象は次の試験区分です。 ・Ⅰ類【一般方式】:事務、土木造園(土木)、土木造園(造園)、建築、機械、電気、福祉、心理、衛生監視(衛生)、衛生監視(化学) ・経験者採用:事務、土木造園(土木)、建築、機械、電気、福祉 ・就職氷河期世代を対象...

他にも寺本さんの論文バイブルもおすすめです。ただし、特別区の事情とはややズレている印象です。国家や県庁を併願する場合はこちらも買っておいて損はないかと思います。

まとめ

数ある経験者採用のなかでも、特別区は採用人数が多いことが特徴です。

したがって、誤った対策をして時間をロスしてしまうと大勢に追い抜かれてしまいます。

特別区の仕事はやりがいがありますし、待遇も申し分ありません。非常に魅力的な自治体なので、ぜひチャンスを逃さず合格を勝ち取ってください!

それでは、あなたの合格と幸せな未来を願っています!

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