特別区の論文対策方法!過去問分析から分かった特徴的な傾向と予想テーマとは?

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論文は択一試験と違って、どうやって対策したら良いか分かり辛いですよね?

ですので、多くの受験生は論文を後回しにしがちです。

わたしが受験生の時もそうでした・・・

 

しかしながら、特別区の合否を分けるのは間違いなく論文です。

なぜならば、1次試験の6割もの配点を論文が占めると言われているからです!

ほかの科目でどれだけ差がついても、論文でカンタンに逆転が起こります。

さらに、希望区に採用されるには論文で高得点を取ることが必須です。

なぜならば、特別区は点数が高い人から順に希望区の試験に呼ばれるからです。

ですので、あなたが論文でいかに高得点をとれるかが勝負の分かれ目になります。

そこで、この記事では特別区を受験するあなたへ

  • まず、どのテーマから対策すればいいのか?
  • どうやったら安定して合格論文を書けるのか?

という悩みをバッチリ解決していきます!

先輩合格者
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「最強の論文対策」はこの記事の終盤でお伝えしていますが、すぐに知りたい方はこちらから飛べます

特別区論文の出題傾向と対策

公務員試験は「過去問を制する者が試験を制する」と言われています。

なぜならば、過去問と似たような問題がよく出題されるからです。

ですので論文も、過去問から傾向をつかんで対策することが正解です。

そこでさっそく、論文の過去テーマをみていきましょう!

過去に特別区の論文で出題されたテーマをおさらい

年度テーマ①テーマ②
2023若年層に伝わりやすい行政情報の発
人口減少下における人材活用
2022限られた行政資源による区政運営地域コミュニティの活性化
2021公共施設のあり方ごみの縮減と資源リサイクル推進
2020先端技術を活用した区民サービスの向上都市における地域の防災力強化
2019外国人の増加に伴い生じる新たな課題認知症高齢者への対応
2018住民との信頼関係の構築子どもの貧困問題
2017空き家問題女性の活躍推進
2016ユニバーサルデザインのまちづくりICT利活用の促進
2015自治体事務のアウトソーシングワークライフバランスの実現
2014自転車とまちづくりグローバル化
2013東京の魅力発信と施策いじめ、体罰問題
2012自治体の説明責任人口減少社会、高齢社会
2011災害・震災に強い地域社会地域コミュニティの活性化
2010待機児童解消NIMBY施設と合意形成
2009安全・安心な地域社会学校選択制、地域と学校
2008都区制度と自治情報通信ネットワーク
2007住民との協働環境問題
2006少子化安全・安心な地域社会
2005地域福祉の向上地震
2004分権型社会持続可能な社会

ご覧の通り、とにか色々なテーマが出題されています。

問題を精査すると、同じテーマが出たといえる例は2006年と2009年の「安心・安全な地域社会」のみです。

それ以外のテーマは全く別モノです。

したがって、「特別区の頻出テーマ」は、実はありません。

注意して頂きたいのが、「一見同じようなテーマでも書くべき解答は全く異なる」ということです。

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これは非常に大きな落とし穴なので必ず押さえてください!

たとえば、2019年「認知症高齢者への対応」、2012年「人口減少社会、高齢社会」は油断しているとどちらも「高齢化」というテーマとして解答してしまいそうです。

しかし、実際の問題文を読んでみると全く違うことが問われていることが分かります。

【2019】
我が国では、今後のさらなる高齢化の進展に伴い、認知症高齢者の大幅な増加が見込まれています。
 こうした中、特別区では認知症高齢者の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で、自分らしく暮らし続けることができる地域社会を実現するための様々な取組を推進しています。
 このような状況を踏まえ、今後急増することが見込まれる認知症高齢者への対応について、特別区の職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。

【2012】
 東京都では、2020年頃を境に人口が減少に転じることが予測されています。一方、現在すでに20%を超えている高齢化率は、今後も更に上昇を続けることが見込まれています。
 特別区が、これまで経験をしたことのない人口減少社会、高齢社会を迎える中で、暮らしやすい地域はどのようなものかを述べた上で、それをどのように実現していくか、あなたの考えを論じなさい。

2019年は「認知症高齢者への対応」が問われており、2012年は「暮らしやすい地域の実現」が問われています。

書くべき解答がまったく異なることが分かると思います。

「高齢者」というワードに引っ張られて無理やり解答してしまうと非常に危険です。

これを避けるためには、とにかくあらゆるテーマをインプットすることが重要です。

インプットテーマが多ければ多いほど、出題テーマに対して真正面から打ち返すことができるからです。

かなり苦労すると思いますが、失敗しないためにも手を抜かず細かく対策しましょう。

特別区の論文には出題傾向のシグナルがある

過去問をみると、実に色んなテーマが出されていますが、実はわかりやすい出題傾向があります。

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出題傾向がわかれば、対策するテーマを絞ることができます!

まずはこちらをご覧ください。

年度論文テーマトピック
2023若年層に伝わりやすい行政情報の発信こども家庭庁創設によりこどもの社会参加が掲げられた(2023)
2023人口減少下における人材活用労働経済白書 2030年問題、2040年問題
2022限られた行政資源による区政運営コロナによる財政逼迫、経済財政運営と改革の基本方針など(2021)
2022地域コミュニティの活性化地域コミュニティに関する研究会発足(2021)
2021公共施設のあり方公共施設等総合管理計画の見直し(2021)
2021ごみの縮減と資源リサイクル推進 SDGs推進本部で『SDGsアクションプラン2021』を 策定(2020)
2020先端技術(AI・RPA)を活用した区民サービスの向上地方自治体における業務プロセス・システムの標準化及びAI・ロボティクスの活用に関する研究会(スマート自治体研究会)発足(2018)
2020都市における地域の防災力強化台風19号(2019)、北海道胆振東部地震(2018)
2019外国人の増加に伴い生じる新たな課題出入国管理及び難民認定法改正(2018)、東京五輪決定(2019)
2019認知症高齢者への対応認知症施策推進大綱公表(2019)

直近5年間を一例として挙げました。

ご覧の通り、国家レベルでの法改正やトピックが直後の特別区論文試験に出題されていることが分かります。

もちろん、実際に試験で問われているのは特別区という地域レベルでの取り組みですが、実はテーマのネタ元のほとんどが国の動向なんです!

とりわけ、主要な法改正や注目すべき要綱発表などがネタ元として取り上げられるケースが多いです。

基礎自治体なのになぜ国の動向と関連したテーマが出題されるのか?不思議に思うかもしれません。

しかし特別区は「日本の核をなす自治体」なので、全国の自治体の手本・先導者として期待されています。

したがって、国の動向とは切っても切れない関係にあるのです。

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実際に、特別区職員が国へ出向することが頻繫にあります!

では、こうした傾向から次回はどんなテーマが出るのか予測してみましょう!

ここ数年の国家的な話題から、出る可能性が高いトピックは次の通りです。

出題可能性が高いトピック
  1. 児童虐待問題
    2020 「改正児童虐待防止法と改正児童福祉法成立」、特別区での児童相談所設置
  2. 自治体DX
    2023 「自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」【第2.1版】」を公表
  3. スマートシティ
    2021 「国家戦略特別区域法の一部を改正する法律案」(スーパーシティ法案)閣議決定
    2023 「デジタル田園都市国家構想総合戦略」の計画期間
  4. 観光・インバウンド
    2023 「観光立国推進基本計画」が閣議決定
  5. プラスチックごみ
    2022 「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(略して「プラスチック資源循環法」)施行
  6. LGBT
    2023 「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」施行
  7. 感染症対策
    新型コロナウイルス感染症が一定、落ち着いたので

上記いずれかが出題される可能性が極めて高いです!

まずはこれら7テーマを優先的に対策することをオススメします。

特別区論文の出題文は数年おきに変化している

出題文を分析すると、ここ15年間で3度、ニュアンスが変わっていることが分かります。

しかも、最も重要な問いかけの部分が変わっています。

出題文の変遷
  • ~2008 「~するためにはどのように取り組んでいくべきか、あなたの考えを論じなさい。」
  • 2009~2013 「要因について(あり方について)あなたの考えを述べ、どのように取り組むべきか論じなさい。」
  • 2014~現在 「特別区の職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。」

まず、2008以前は率直に言ってかなり緩い問題文でした。

「特別区職員として」という制約がなかったので、大胆な施策提案をすることができました。

しかし、2009~2013にガラッと変わります。

この時期は、「テーマの要因やあり方」まで述べる必要もありました。

前提となるテーマへの深い知識と、それに対する意見が必要だったので、この時期の受験生はかなり苦労をしました。

さすがに難易度が高すぎたとみたのか、たった5年でこの出題傾向は終わります。

2014年からは「特別区の職員としてどのように取り組むべきか」という出題文に落ち着き、結果として易化しました。

ただし、「特別区の職員としてどのように取り組むべきか」のパターンに入ってからしばらく経つので、そろそろ変わった形で出題されそうです。

ですので、もし変化しても対応できるよう、あらゆるテーマについて深く研究し、柔軟に対応できるようにしておくことが重要です。

特別区論文のテーマ研究方法

論文は、「出題されたテーマを知っているかどうか」で合否が決まります。

たとえば択一試験なら、知らない問題が1問あったとしても他の問題でカバーできます。

しかし、論文は知らないテーマが出題されたらその場でお終いです。非常に残酷です。

こうした事情もあり、特別区採用試験では出題する論文テーマをわざわざ2つ用意してくれています。

2つの出題テーマのうち、受験者が書きやすいほうを選んで回答する仕組みになっています。

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つまり、チャンスを2倍にしてくれているのです!

では実際のところ、いくつテーマを押さえておけばよのでしょうか?

合格者の例から、おおよそ25テーマ押さえておけば安心だといえます。30テーマあれば完璧です。

想定されるテーマ例を記載します。

  • 児童虐待問題
  • デジタル化推進(自治体DX)
  • スマートシティ
  • 観光・インバウンド
  • プラスチックごみ問題
  • LGBT
  • 感染症対策
  • 老朽化した施設の更新
  • 生涯学習
  • 地域コミュニティの活性化
  • 地域の防犯
  • 首都直下地震
  • 教育ICT
  • テレワーク
  • ふるさと納税問題
  • 産業振興
  • 貧困問題
  • 生物多様性保護
  • 高齢化による問題
  • 少子化による問題
  • 業務効率化
  • シェアリングエコノミー
  • 循環型社会
  • いじめ問題
  • ワークライフバランス
  • SDGs
  • こども家庭
  • 待機児童問題
  • 空き家問題
  • スポーツ振興
  • 児童虐待問題
  • 住民参加
  • 健康推進

数多くありますので、すべて研究するのは現実的には難しいかと思いますが、万全を期すためにも1つでも多く押さえてください。

 

特別区論文のテーマ研究手順

テーマについて調べるとき、次の手順で行ってください。

テーマ研究手順
  1. 調べたいテーマを1つ設定する
    (例:産業振興)
  2. テーマの現状と背景を調べ、理解する。
    (例:地域産業が衰退している)
  3. テーマの主要課題を3つほど見つける。
    (例:高齢経営者が多く、後継者が見つからないまま廃業するケースが多い)
  4. 主要課題への特別区の職員としての解決策を決める。
    (例:事業継承を早期から全面的にサポートする態勢を整える)

手順3、4で調べた内容は反射的に答えられるレベルになるのが理想です。

たとえば択一試験では、問題を見て「ああ、あの問題ね。じゃあ正解はこれだ」という脳の回路があれば最短で解くことが出来ます。

これは論文も同じで、問題文を読み「ああ、このテーマね。ならこれを書けば正解だ」と反射的に答えることができれば最短で合格論文がかけるようになるので非常に有利です。

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とはいえ負担が大きいと思いますので、この記事の終盤あらゆるテーマを簡単に対策できる方法をお伝えします

特別区論文のテーマ研究につかえる情報源

基本は区のホームページです。

しかし、住民向けの情報中心なので、区の課題や政策について見つけ辛いかもしれません。

また、少し難しいかもしれませんが、各区の区議会ホームページも参考になります。いま、まさに話題になっていることが取り上げられているからです。

さらに、あまり知られていませんが有力な情報源として、特別区調査研究機構があります。

各区が話題となっているテーマについて専門的な研究をしているので、ホームページやニュースだけでは知ることができない深層まで迫ることができます。

特別区独自の事情を調べて論文に活かす

併願者にありがちですが、特別区ではなくても言えるような一般的なことを書くことは避けたいです。

なぜならば、特別区独自の政策や課題を書けるかどうかで順位が決まるからです。

というのも、特別区は「なんとしても第1志望の人を優先的に採用したい」という強い思いがあるのです。

特別区は試験日が他の自治体より早いので、併願者が多いことで有名です。

ですので、特別区は試験辞退や内定辞退が多いことで大変頭を悩ませています。

そこで、論文や面接の中で特別区について本気で調べてきたという証拠があれば、この人は内定辞退しないだろうと非常に高く評価されます。

 

ただ、市販の参考書や、予備校の地方上級コース論文対策の場合、特別区の個別事情や政策について触れることは滅多にありません。一般的な内容に終始してしまいます。

したがって、上位合格を目指すなら、区議会ホームページなどから特別区だけが行っている政策や、課題について研究しましょう。

 

特別区論文の練習法

論文の練習は実際に手を動かして書いてみる!ということに尽きます。

論文は書けば書くほど上達すると言われますが、まさにその通りです。

とにかく書いてみて感覚をつかむことが何よりも重要です。

どのくらい書けばいいのかという基準はありませんが、最上位合格者たちは研究したテーマすべてについて論文を書いていました。つまり、20回以上です!

時間があればぜひここまでやって頂きたいのですが、10回練習できれば合格論文を書ける位には到達できるでしょう。

論文の文量や制限時間の感覚は書くことでしか磨けません。

テーマ研究が不十分でも、早い段階からまず1枚でもいいので書いてみることをおすすめします。

 

また、実際に書いてみて気付くことも数多くあります。

テーマ研究をしてバッチリだと思っていた内容も、いざ書こうとすると思うように筆が進まないこともしばしばあります。

先輩合格者
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改めて調べ直すことで、テーマについての知識をより深めることができます

これを繰り返すことで論文を書く力は確実に上がります。

最初は全く書けなくて当然ですので、コツコツと、試験直前まで練習し続けてみてください。必ず上達します。

 

特別区試験本番さながらの状況で論文を練習する

論文は択一試験と違って点数の揺らぎが大きい科目です。

いつもはバッチリ論文を書けているのに本番だと急に書けなくなるという受験生は毎年います。

ですので、本番でも安定して結果を出せるように、本番さながらの状況で論文を書く練習をすることを強くおすすめします。

たとえば、Ⅰ類、経験者採用、氷河期採用いずれも、1次試験の最後に行われます。

つまり、疲れ切ったタイミングで最も重要な論文をやらなければいけません。

実はこれ、軽視されがちですが合否を分ける重要なポイントです。

2つの試験を終えて疲れ切った脳では、思うように論文が書けないことがしばしばあります。

ですので普段から、疲れ切った脳でも論文が書けるよう訓練することが重要です。

先輩合格者
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わたしは一日中勉強した最後に、論文を書く練習をしていました!

 

また、答案用紙は横書きです。

したがって、論文の練習をする際は本番同様、横書きの用紙で行うようにしてください。

横書きと縦書きでは論文の作法も変わるからです。

横書きの場合、数字を書くときは英数字(1、2、3…)を使うのが原則。

2文字以上ならば、1マスに2文字ずつ入れる。 例)2021を書く場合、1マス目に20、2マス目に21と書きます。

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普段から本番と同じ条件で臨むことが、安定して結果を出すコツです

制限時間は80分(経験者、氷河期は90分)です。

実際に書いてみると時間が全然たりません。

慣れないと時間内に書ききることはできません。そうなると内容不十分で即脱落になります。

とにかく書いて練習して時間感覚をつかめるようにしてください。

1点の重みが大きい特別区の論文では、ルールを守って減点を食い止める!

論文を添削していて、よく間違いがちなポイントについてまとめましたのでバッチリ確認してください!

間違いがちな書き方
  • 出来る → できる
  • 無い → ない
  • 関わらず → かかわらず
  • 等 → など(法律以外の場合)
  • して下さる→してくださる
  • して来る→してくる
  • して見る→してみる
  • して欲しい→してほしい
  • 間違い → 誤り
  • お客様 → 客
  • 通り → とおり(名詞以外)
  • 違う → 異なる
  • 絆→きずな
  • 活かす→生かす
  • いい→よい、良い
  • 色々→いろいろ
  • 沢山→たくさん
  • 余程→よほど
  • 位→くらい(程度のことをいうとき)
  • 程→ほど(程度をいうとき)
  • ウィルス→ウイルス
  • コンピュータ→コンピューター
  • カテゴリ→カテゴリー
  • より→から(起点をあらわすとき)
    「令和2年より始まった」→「令和2から始まった」
  • まず最初に→最初に
  • 従来から→従来
  • 排気ガス→排ガス
  • 被害を被る→被害を受ける
  • するべき→すべき
  • 名詞で使うときは「取組」、動詞は「取り組み」
    ※名詞で「取組」を使うのは公用文特有。試験論文は公用文にはあたらないはずだが、論文の出題文は公用文のルールに則って「取組」という文言を使っている。したがって、出題文に従い名詞で「取組」を使うのが素直。

 
参考にして作成:文化庁「新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)」について (https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/92882602.html

特別区は受験者がとても多いので、たった1点違うだけで順位が大きく変わります。

合否ラインはもちろん、希望区に呼ばれるかどうかのラインも非常にシビアです。

とくに論文は配点比率が高いので、小さな減点が命取りになりかねません。

したがって、論文では小さな減点をできるだけ無くすことが非常に重要です!

【最強の論文対策】特別区の解答論文を写経する、ひたすら読む

最も効率的かつ有効な方法は、解答論文を写経する、もしくは読むことです。

 

正直これに勝る論文対策方法はありません。

写経とは、「解答論文を見て、それを真似して論文を書いてみる」ことです。

あるいは、解答論文を読むだけでも構いません。

 

解答論文を見て、真似して書いてみることで論文の構成やコツ、論文の作法、時間感覚と文量まで一気に習得できます。

それだけではなく、テーマ研究にかかる莫大な時間も節約できます。

解答論文を写経するだけでテーマ研究もできてしまうからです。

 

しかしこの方法、予備校や参考書では積極的には教えてくれません。

なぜならば、論文講師や参考書が存在意義を失ってしまうからです。

きれいごとを言えば、論理的思考力を鍛えたり、論文テーマをまともに調べたりすべきかもしれません。

しかし、特別区採用試験の目的は合格することです。

他の受験生が合格するために血眼になって最も有効な方法で論文対策をしている可能性があるのに、あなただけ悠長に勉強していては置いて行かれます。

最上位合格者はそれを分かっていたようです。

限られた勉強時間の中で最高の成果を上げることができますので、ぜひ試してみてください!

特別区論文の解答論文を用意する方法

とはいえ、写経元の解答論文がなければこの最強の方法は使えません。

そこで、解答論文を用意する方法をお伝えします。

①自分で作成する

インプット元の論文を自分で作る方法です。

わたしが受験生だったときはこの方法で合格しました。

自力で様々なテーマ研究を行って、それぞれのテーマについて1から論文を書いては修正してを繰り返していました。

しかし、ものすごい時間をかけて論文を書いたわりに、それが合格レベルの論文なのか自分には分からないのが最大の欠点でした。

何しろ公務員でもない素人が書いた論文なんて間違いだらけかも知れません。

そこで、これから受験するあなたには次の方法のほうが絶対にオススメです。

②解答集を使う

論文を自作するのはものすごく時間と労力を使います。その割には合格基準を満たした論文になるとは限りません。

そこでここ数年多くの合格者に人気なのが、解答集を使う作戦です。

正直、教養試験対策と、面接カードや職務経歴書の記入があるのに、イチから何十本も論文を作り上げるヒマはありません。

そこであらかじめプロが書いた解答集を使うことで、大幅に勉強時間を削減しつつ勝てる論文を安定して書けるようになります。

解答集の定番はこちらです。出題の確率が高い「デジタル化推進」が無料で全公開されているので、合格するためにも必ず見てください。

【特別区採用試験】論文予想テーマ解答集(12,900)|公務員合格研究会
12,980円→7,980円 試験本番の疲れと緊張の中、その場で論文を考え組み立てることはあまりにもリスキーです。 そこで、「出題テーマに対する解答をあらかじめインプットしておく」ことで安定して合格点をとることができます。 この解答集によっ...

上記は鉄板ですが、この他にも寺本さんの論文バイブルもおすすめです。ただし、特別区の事情とはややズレている印象です。国家や県庁を併願する場合はこちらも買っておいて損はないかと思います。

一方で、政令指定都市をはじめとした市役所も受けるならやはり【特別区採用試験】論文予想テーマ模範解答が非常に役立ちます。

先輩合格者
先輩合格者

特別区と政令指定都市の課題はかなり似ていますからね!

解答集を使うも使わないもあなたの自由です。貴重な時間と労力をほかの勉強に投資できるので、とても有力な選択肢だと思います。

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論文はその時のコンディションや出題テーマによって大きく点数が揺らぐ科目なので、模範解答をいくつも覚えておくことで非常に安定します。

それでは、あなたの合格と幸せな未来を祈っています!