特別区は残業時間が少ないホワイト?2021年最新情報から各区の残業時間を算出!

希望区比較
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「特別区の残業時間ってどのくらいだろう?」

公務員を目指す理由のひとつとして、ワークライフバランスの充実が挙げられると思います。

ワークライフバランスを計るメジャーな指標として残業時間が挙げられますが、特別区をはじめ、ほとんどの自治体は残業時間を公表していません。

志望先を選ぶにあたって、残業時間という重要な情報が無いのは不安ですよね。

そこで今回は総務省や各区のデータから残業時間について算出し、特別区の比較をしたいと思います!

実は、区によって残業時間がかなり異なるんです!残業時間は希望区選び重要な基準になることだと思いますので、さっそく見ていきましょう!

※今回の分析には総務省が出した『地方公務員給与実態調査』、各区が公表している人事行政の運営等の資料を使用しております。

23区残業時間ランキング

さっそくですが、こちらがランキングです!一般行政職の残業時間を算出しています。

1ヶ月あたりの残業時間=時間外勤務手当月額/1時間当たりの時間外勤務手当

1時間当たりの時間外勤務手当=(基本給+地域手当)/(21日×7.45)×1.25

※各自治体の人事行政の運営状況、白書、総務省の給与・定員等の調査結果等から算出。各区ご担当者様、訂正がありましたら問い合わせフォームよりご連絡ください。

比較のために東京都、関東の政令指定都市、上場企業平均(株式会社東洋経済新報社調べ)も記載しています。

区によってバラツキはありますが、特別区は全体的にかなり残業時間が少ない傾向があります。

一方民間企業は月平均18.6時間。比較的ワークライフバランスへの取り組みが充実しているはずの上場企業と比較していますが、それでもかなり多い印象です。これに未申告の残業も含めるとさらなる上昇が見込まれます。

こうしてみると特別区は、民間企業や政令指定都市と比べて非常にワークライフバランスが充実していることがわかります。 

職員になってからの生活を考えると、特別区職員はたいへん魅力的な職場ですね!

先輩合格者
先輩合格者

確かに民間や他自治体の友人と比べてかなり早く帰れます!

おもしろいのが、残業時間は区の人口や地理、財政と相関がないことです。

都心区だから残業時間が多い、人口が少ないから残業時間が少ないなどといった傾向がみられません。残業時間は各区の「職場内」の伝統や環境に依存しているといえます。したがって、今後もこの残業時間に大きな変化はないと見込まれます。

サービス残業はあるのか?

結論から言うと、ほぼサービス残業はありません。

正確に言うと、上司からサービス残業をお願いされることはまずありません。サービス残業があるとしたら、個人の判断で残業申請しない場合です。たとえば、本来ですと15分や30分単位でも残業時間は申請できますが、1時間に満たない残業は申請しない人も結構います。

 

さて、特別区はサービス残業が少ない理由ですが、部署ごとに予算の上限がありその範囲内で業務が割り振られるからです。 

公務員組織では部署ごとに予算が割り振られ、その予算の中から残業手当が支給されます。したがって、支給できる残業手当には上限ができます。

大抵の部署ではこの残業代の枠に納まる業務量になるよう調整されますので、サービス残業が発生することはほとんどありません。

しかし、なかには調整が甘く支給できる残業代が底をつく部署もあります。その場合、管理職や労働組合・職員のなどが調整してなんとかして残業代を確保するケースもあります。

究極の場合ストライキのような行為にでることすらあります。(公務員にストライキはできないと思っていましたが、準ずる行為はできるようです。)

 

さて、労働組合という言葉がでてきましたので簡単に説明します。

労働組合とは簡単に言うと、職員の労働改善を求める職員による団体です。

特別区は労働組合が非常に強いです。

たとえば2018年に、特別区職員の給料を下げる勧告がありましたが、労働組合のはたらきにより見送りになりました。

入区して職員になれば分かりますが、特別区の労働組合はほんとうに活動的で熱心です!サービス残業などの職場環境悪化に対して常に目を光らせています。

先輩合格者
先輩合格者

職員として本当に心強いです!

民間企業では労働組合がそもそもなかったり、あったとしても形式的なものがほとんどです。たいていの場合、経営層の言いなりです。

ほかの自治体と比べても、特別区ほど強力な労働組合はないので、職員としては非常にたのもしい存在といえます!

 

部署、時期によって残業時間は変わる

公務員組織は大抵そうなんですが、部署によって忙しさがまったく違います。

ある部署では終電近くまで働き。ある部署は毎日定時、有給全消化はよくあることです。

したがって、残業時間は部署による、というのが本当のところです。

ただ、公務員組織の特徴として3~5年周期で異動があります。特別区もほとんどの場合3~5年間同じ部署にいたら、次の部署に異動することになります。

 

先輩合格者
先輩合格者

なので、いま忙しい部署にいても3年後は楽な部署に行けるかもしれません!逆もしかりです。

また、部署によって繫忙期というものがあります。

たとえば、税務の部署ならば当初課税前の時期が忙しく、財政の部署なら来年度予算策定の時期が忙しくなります。

したがって、忙しい時期とそうでない時期がはっきりしいる部署は「季節労働者」なんて形容されることもあります。

繫忙期が忙しい分、それ以外の時期は非常に休みやすいのが特徴です。

 

先輩合格者
先輩合格者

有休をまとめて消化して海外旅行に行くひともたくさんいますよ!

 

本庁と本庁以外で残業時間は違う

自治体には行政機能の根幹を担う本庁と、本庁の機能を補助・拡張する出先機関、出張所があります。

多くの人は本庁ではたらくことになりますが、長い公務員生活のなかで何度かは本庁以外での勤務も経験するかと思います。

ここでポイントなんですが、出先機関や出張所はほとんど残業はありません。

ということは、上のグラフで示した月平均残業時間は本庁勤務の場合もう少し上がるということです。

たとえば、上のグラフで東京都の月平均残業時間は15.9時間になっています。

ただしこれは残業時間が少ない出先機関も含めての時間です。

東京都庁の本庁と出先機関の比率は約3:1なので本庁の残業時間はこれの2~3倍程度あるとみてよいでしょう。

 

同じことは特別区にも言えます。特別区にも出張所などの本庁以外の職場がありますが、やはり本庁よりも残業時間はかなり少ないです。ただし、出先機関はかなり少ないので、ほぼランキングで示した通りの残業時間だと思って頂いて構いません。

 

まとめ

今回の記事ではブラックボックスになっている残業時間を統計で明るみに出しました。働き方改革が叫ばれている昨今ですが、特別区でもその影響はかなりあります。

ただし、区によってその取り組み度合いにかなり差があります。

先輩合格者
先輩合格者

僕の区では、在宅ワークが可能です!毎週1日以上在宅ワークしている人もいます。

今回の記事を参考にしつつ希望区を考えていただければ幸いです。

これまで見てきた統計からも分かる通り、特別区はワークライフバランスが充実しているたいへん優れた職場です。安定した公務員ライフを送るには、この上ない職場だといえます。

それだけに人気の自治体ですが、合格を勝ち取れば素晴らしい生活が待っているといえます。

ただし、特別区に合格するためには論文・面接を避けては通れません。

なぜならば、特別区は論文・面接の配点が異常に高いことで知られているからです。

大手予備校、過去の受験生の成績から算出。

この通り、教養・専門の点数がどれだけあっても簡単に逆転が起こります。

したがって、特別区に特化した論文・面接対策を取ることが非常に重要です。万全の対策をして、確実に合格を掴みましょう!