特別区経験者採用の内容と対策 転職希望者必見の穴場です!

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特別区経験者採用試験は、以下の自治体・組合の職員になりたい方が対象です。

  • 千代田区
  • 中央区
  • 港区
  • 新宿区
  • 文教区
  • 台東区
  • 墨田区
  • 江東区
  • 品川区
  • 目黒区
  • 大田区
  • 世田谷区
  • 渋谷区
  • 中野区
  • 杉並区
  • 豊島区
  • 北区
  • 荒川区
  • 板橋区
  • 練馬区
  • 足立区
  • 葛飾区
  • 江戸川区
  • 特別区人事・厚生事務組合
  • 特別区競馬組合
  • 東京二十三区清掃一部事務組合
    (年度によっては採用予定がない区もあります)

 

「社会人経験者採用って倍率が高くて難しいんでしょ?」

多くの方はそう思います。

しかし、 「特別区の経験者採用」に限ってはむしろ逆です

政令指定都市や都道府県庁の倍率は20倍、40倍にも上る一方、特別区は驚くほど低倍率が続いています。(参考までに、令和元年度の横浜市社会人経験者事務職採用は倍率24.4倍でした)

実際に過去の倍率を見てみましょう。

年度特別区経験者1級職 特別区経験者2級職
令和2年度8.014.2
令和元年度9.314.3
平成30年度3.610.3
平成29年度4.811.4
特別区職員採用試験(選考)実施状況より(http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/ji_index.htm

いずれも20倍にすら達しません。令和元年度試験から受験できる年齢が実質無制限になったため倍率が伸びましたが、それでも1級職試験にいたっては10倍未満です。

ほとんどの自治体はそもそも社会人経験者枠がありませんが、特別区は毎年大量に社会人経験者採用を行っています。そのため、大変人気であるにも関わらず、低倍率の売り手市場が続いています。

したがって、公務員への転職希望者にとって最高の穴場となっています。

 

さて、そんな特別区経験者採用試験ですが、少し変わった採用方式をとっています。

 

というのも、特別区(東京23区)はそれぞれ独立した自治体ですが、職員採用試験は一括して行っているのです。

たとえば、

「千代田区の職員になりたい!」

「世田谷区で公務員としてはたらきたい!」

といったように、23区のどこかの公務員になりたい場合、まず一括試験である「特別区経験者採用試験」に合格する必要があります。

その後に、各区独自の面接試験を受け、合格すれば採用内定という流れになります。

今回はそんな、(ちょっとわかりづらい)特別区採用試験の経験者採用と対策について徹底解説します!

特別区経験者採用の特徴は?
  • 年齢制限実質なし(59歳以下が対象)
  • 社会人経験年数が必要(最低4年間)※公務員としての職歴でもOK!
  • 教養試験、職務経歴論文、課題式論文、面接試験が試験科目
  • 特別区経験者採用試験に合格した後に、各区の試験がある
  • 希望の区に採用されるには、上位合格を目指す必要がある!
  • 教養試験は足切りだけ
  • 1次試験は論文の配点が非常に高い

☆論文と面接対策が非常に重要!

☆ちなみに31歳以下でしたら、Ⅰ類採用試験も受験可能です。ただし経験者採用と併願できませんので、どちらか選んで受験することになります。

2つの採用区分と受験資格

特別区の経験者採用は、職務経験年数に応じて次の2つの区分が設けられており、それぞれ受験資格が異なります。

※厳密に言うと3級職もありますが、かなりレアな区分ですので割愛します。

1級職採用
2級職採用
  • 主に、第二新卒者~中堅社会人向けの区分
  • 職歴が最低4年以上必要
  • 主に、中堅~ベテラン社会人向けの区分
  • 職歴が最低8年以上必要
  • 採用されれば、いきなり主任という高い役職からスタートできる!

どちらも試験日程はまったく同じで、試験内容もほぼ同じです。ただし、採用人数と応募条件が違いますので当然、倍率は異なります。

さて、1級職、2級職といわれも何のことかピンとこないと思うので解説します。

次の図をご覧ください。(特別区人事委員会採用情報 http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/kei_pr.htm より)

通常、採用されたら1級職(平職員)からスタートしますが、2級職採用の場合はいきなり主任からスタートできます。

先輩合格者【左 ♀】
先輩合格者

本来ですと主任になるには在職年数と(面倒な)昇任試験に合格する必要があります。しかし2級職採用ならば、それらを飛ばしていきなり主任になれます!

一方、1級職採用の場合は職歴3年目として採用されます。したがって、新卒採用よりもベースの給料が高い上に、昇任試験を早く受験できます!

受験資格

以下の年齢制限、職務経験年数の両方を満たす人が対象です。

年齢制限

1級職、2級職ともに採用年の4月1日時点で59歳以下の人。

たとえば、2020年度に試験を受験する場合、就職する2021(令和3年)年4月1日時点で59歳ならば受験できます。逆に、受験時に59歳でも翌年の4月1日までに60歳になる方は、受験できません。受験時の年齢ではないのでご注意ください。

職務経験年数

民間企業等における一定以上の職務経験が必要です。

必要年数は以下の通りです。

1級職
2級職
  • 直近 10 年中 4 年以上
  • ただし、1つの民間企業等での継続した経験のみを対象とします。複数の民間企業等での経験は通算できません
  • 直近 14 年中 8 年以上
  • 1年以上の期間について、複数の民間企業等の経験を通算できます
  • ただし、そのうち1ヵ所は、継続した4年以上の経験を有することが必要です

職務経験には、特別区以外の地方公共団体や、国家公務員として働いた期間も業務従事歴に該当します。一方で、大学院の在学期間は業務従事歴に該当しません。

多くの自治体では公務員としての職歴は考慮されませんが、特別区はしっかりと考慮されます!

したがって、公務員から公務員へ転職を希望する方にとって大変有力な転職先になります。

独特な採用システムについて解説

採用内定までの流れについて解説します。1級職採用も2級職採用も同じ流れです。

ざっと簡略化すると、採用までに以下5ステップが必要です。

採用まで5ステップ
  1. 特別区採用試験の受験申込
  2. 特別区採用試験を受験
  3. 特別区採用試験に合格
  4. 区面接の受験
  5. 区面接の合格(内定)

ご覧いただければわかる通り、「特別区採用試験」と「各区面接」の2段階に試験が分かれています。

冒頭でも触れましたが、特別区職員採用試験に合格しただけでは、まだどこの区の職員になるかは決まっていません。

その後の区面接に合格してはじめて採用内定になります。

 

では、令和3年度のスケジュールを基に採用内定までの流れを見ていきましょう。

採用内定までの流れ
  • 6/24
    試験・選考案内・申込書の配布開始日

  • 6/24~7/15
    受験申込

    原則インターネット申込。行きたい区を第1希望~第3志望まで書く。また、この段階で「職務経歴書」を提出する。

  • 9/11
    1次試験
    試験時間内容
    教養試験(五枝択一式)105分【1級職】35題解答(30題必須解答、15題中5題選択解答)
    【2級職】35題解答(32題必須解答、12題中3題選択解答)
    職務経験論文90分課題式(1題必須解答)
    1200~1500字
    課題式論文90分課題式(2題中1題選択解答)1200~1500字
  • 10/22
    1次試験合格発表

    合格通知に2次試験の試験日、集合時間および試験会場が載っている。

  • 10/30~11/7
    2次試験

    個別面接(人物及び職務に関連する知識等について)。いわゆる人事院面接。

  • 11/19
    合格発表

    合格通知書に合格順位が載っている

  • 11/20~
    区面接

    合格順位、希望区等を考慮し、特定の区から面接の連絡がある。

    ※自分で面接を受けたい区を選ぶことはできない。

  • 採用内定

    受けた区から採用内定連絡がくればおしまい。

このように、特別区採用試験を受験して合格したあとに、各区の面接試験が始まります。

国家公務員試験の官庁訪問のように、自分からどの区を受けるか選ぶことはできません。

合格順位と受験申込のときに書いた希望区を考慮して、もっとも適切な区が選ばれ、その区からあなたのもとに面接案内の連絡がきます。そして、その区の面接を突破すれば採用内定になります。

もし、区の面接で残念な結果になったとしても、次に適切な区からまた面接案内の連絡がきます。

その面接で合格すれば採用内定、だめならその次の区から面接案内がくる…この繰り返しです。

区面接については詳しく書けば長くなるので、次の記事で解説します。

2級職採用試験の場合、区面接は一発勝負!

経験者1級職採用とは違い、2級職採用の区面接は一発勝負なので注意が必要です。

しかし、ほぼ意向確認の場なので、不合格になることは滅多にありません。自信をもって臨んで大丈夫です。

 

倍率

特別区は大変人気の自治体ですが、採用人数自体が多いので倍率はかなり低めです。有名民間企業の中途採用倍率が平気で数十倍、数百倍に達することを考えると完全に売り手市場といえます。

令和元年度から年齢制限が59歳まで拡大したので、一気に受験者数が増え倍率も上昇しましたが、依然として民間企業や他の自治体よりかなり低い倍率なのでチャンスだといえます。

(平成29年度は旧2級職=1級職、級3級職=2級職とする)

年度特別区経験者1級職 特別区経験者2級職
令和2年度8.014.2
令和元年度9.314.3
平成30年度3.610.3
平成29年度4.811.4
特別区職員採用試験(選考)実施状況より(http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/ji_index.htm

知っておくべき倍率のひみつ

ただし、この倍率にはひみつがあります!実質倍率はさらに下がります。

次の表は、令和2年度の経験者1級職採用の試験実施結果です。

採用区分採用予定人数申込者1次試験受験者1次試験合格者2次試験受験者最終合格者倍率
事務113名程度1,6621,2473112981558.0

さて、最終倍率が8.0になっていますがこれは「1次試験受験者÷2次試験合格者」で算出されています。

ここで、「1次試験合格者」と「2次試験受験者」をみてください。1次試験合格者のうち10人近くが2次試験を辞退していることがわかります。

実は、公表されている倍率にはこの辞退者までふくめて計算されているのです!

したがって、実質の倍率はさらに下がります。

これが正確な倍率だ!

では、正確な倍率はどのくらいになるのでしょうか。

「各試験の受験者数÷各試験の合格者数」で正確な倍率を算出できます。

すると、次の通りになります。

【1級職】

年度1次試験倍率2次試験倍率
令和2年度4.01.9
令和元年度4.81.9
平成30年度2.11.6
平成29年度2.71.7

【2級職】

年度1次試験倍率2次試験倍率
令和2年度4.73.0
令和元年度4.73.0
平成30年度3.92.5
平成29年度5.32.1

これで正確な倍率になりました。やはり1次試験が勝負どころです。

なお、2次試験の合否は1次試験の論文の成績を加味して行われます。

したがって、1次試験の論文は合否に直結するため、勝負どころといえます。

希望区に行くには倍率が一気に上がる

公表されている倍率はあくまで「特別区採用試験の倍率」です。

その後の区面接の倍率は含まれていません

区面接でも当然合格不合格はあります。特に、人気区の場合は区面接が本番だと言っても過言ではありません。したがって、区面接を考慮すると倍率は跳ね上がります。

たとえば、一番人気のX区の採用予定人数が40人だったとします。合格者2000人のうち、200人がX区を第一希望にしていた場合、X区の倍率は単純に5倍ということになります。つまり、特別区採用試験の倍率に加えてこの5倍も考慮すると、他の人気自治体をはるかに上回る倍率ということになります。

したがって、公表されている特別区採用試験の倍率は「どこでもいいからとりあえず、どこかの区に採用される倍率」だということです。

希望する区に採用されるには、上位合格して区面接の挑戦権を得ることが必要なので、万全の対策が必要です。

絶対に知っておくべき特徴と試験対策!

特別区Ⅰ類と特別区氷河期採用とは併願ができない

試験案内にも明記されていますが、「特別区Ⅰ類採用試験」と「就職氷河期世代を対象とする特別区採用試験」とは併願ができませんのでご注意ください。

希望の区に採用されるためには上位合格する必要がある!

特別区と一言にいってもまったく別の魅力や特徴があります。例えば港区と葛飾区は趣が全然違いますし、渋谷区と千代田区は雰囲気が真逆です。

ですが、どちらも特別区です。そして、どちらの職員になるにしてもこの特別区職員採用試験を突破する必要があります。

こちらの記事で詳しく解説していますが、希望の区に採用されるには特別区職員採用試験で上位合格することが必要です。

特別区職員採用試験自体はそこまで合格難易度が高くありませんが、上位合格して希望の区への採用を目指す場合、一気に難易度は跳ね上がります。

したがって、職務経験書から面接まで万全の対策をする必要があります。

教養試験は足切りのみ。論文の成績が合否判断

1次試験の教養試験は足切りにしか使われません。満点だろうがボーダーギリギリだろうが合格判断には使われないことが明記されています。

職務経歴論文、課題式論文、面接の成績が合格判断に使われるので、教養試験よりも論文、面接に注力するのが正しい戦略といえます。

申し込み時点で職務経歴書を書く必要がある

ここは非常に重要なポイントですが、申し込み段階で「職務経歴書」を書かなければいけません。

ただの履歴書かと思いきや、詳細な志望動機や自己アピールポイントなども書く必要があります。

しかもここで書いた内容が面接試験で使われます。したがって、急いで作った粗がある職務経歴だと、面接の際に非常に困ります。

受験申込開始から〆切まで期間はありますので、焦らずじっくりと、面接を見据えて記入することが重要です。

当然ですが、早く提出したからといって評価に影響することはありません。

過去の設問を載せます。例年同じなので、今のうちに考えておくといいかも知れません。

おすすめの対策はやはりコアテキストです。特別区経験者採用のバイブルなので必ず入手しておきましょう。

例年の職務経歴書
  1. あなたが特別区職員を志望する理由を、携わりたい職務と、その職務を通じて実現したいことを交えて記入してください。(320文字以内)
  2. あなたが、特別区が求める「自ら考え行動する人材」に当てはまる人物であることを、今までの職務経験をもとに記入してください。(320文字以内)
  3. 今までの職務経験の中で失敗の許されない状況に直面した際、それをどのように解決に導いたか記入してください。(320文字以内)
  4. 【1級職】今までの職務経験の中で、あなたがチーム(組織)として達成したことを、あなたのチームにおける役割や、どのようにチームに貢献したかを交えて記入してください。 (320文字以内)
    【2級職】今までの職務経験の中で、あなたが部下や後輩の指導・育成にあたった際、最も重視した点を記入してください。 (320文字以内)

第1次試験の傾向と対策

教養試験

1級職
2級職
  • 時間:1時間45分
  • 一般教養についての五肢択一式
  • 必須科目(30題)
  • 文章理解(英文を含む。)、判断推理、数的処理、資料解釈及び空間把握、社会事情
  • 選択科目(15題中5題選択)
  • 人文科学、社会科学及び自然科学
  • 時間:1時間45分
  • 一般教養についての五肢択一式
  • 必須科目(32題)
  • 文章理解(英文を含む。)、判断推理、数的処理、資料解釈及び空間把握、社会事情
  • 選択科目(12題中3題選択)
  • 人文科学、社会科学及び自然科学

一般的な公務員試験とほとんど変わらないスタンダードな科目です。

特別区Ⅰ類採用(大卒程度)試験と出題範囲は同じですが、難易度は低めなのが特徴です。

したがって、特別区Ⅰ類採用の過去問集を使って対策するのがいいでしょう。

特別区は、過去問や他の試験区分から問題を借りてくることが非常に多いので、過去問対策が最強の対策になります。

おすすめはやはり定番の「過去問500」です。Ⅰ類のレベルに慣れると経験者採用の教養試験は楽勝になりますので、高地トレーニングのような感覚で実力をつけることができます。

まずは過去問を解いて感覚をつかみ、その上で参考書で補強する流れが良いでしょう。

ただし教養試験は足切りにしか使われませんので、高得点を取っても意味がありません。論文の点数で勝負が決まりますので、教養対策はほどほどにし、論文に注力するのがベストな戦略といえます。

職務経歴論文

職務経歴論文
  • 時間:1時間30分
  • 1題必須解答
  • 1,200 字以上 1,500 字程度

おそらくいままでの人生で書いたことがないジャンルの論文だと思います。

過去の出題は以下の通りです。

仕事の優先順位について、あなたのこれまでの職務経験を簡潔に述べてから、その経験を踏まえて採用区分における立場として論じてください。

特別区人事委員会採用試験情報より 令和2年度試験(http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/sikenmondai_r01/siken_pdf/kei/syokumu_ronbun.pdf

職務上のトラブル対応について、あなたのこれまでの職務経験を 簡潔に述べてから、その経験を踏まえて論じてください。

特別区人事委員会採用試験情報より 令和元年度試験(http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/sikenmondai_r01/siken_pdf/kei/syokumu_ronbun.pdf

2018「職務を進める上での課題解決に向けた取組について、あなたのこれまでの職務経験を簡潔に述べてから、その経験を踏まえて論じてください。」

2017「業務執行上のリスク対応について、あなたのこれまでの職務経験を簡
潔に述べてから、その経験を踏まえて論じてください。」

2016「職場における創意工夫について、あなたのこれまでの職務経験を簡潔に述べてから、その経験を踏まえて論じてください。」

過去の傾向から、「仕事への考え方」「仕事への姿勢」が問われます。

「職務経歴」論文なので、これまでのあなたの職務経歴をアピールしつつ、論題について客観的に述べる必要があります。

ありがちなのが、エントリーシートの自己PR欄みたいに書いてしまうこと。あくまで論文なので、テーマについて客観的に論じる必要があります。

職務経験から得られた示唆・学びを抽象化して、一般論的な案に落とし込んで論じる必要があります。

始めはコツがいりますが、書けば書くほど整った文章を短時間で書けるようになるので、過去問を参考に練習するのがオススメです。

課題式論文

論文試験
  • 時間:1時間30分
  • 2 題中 1 題選択解答
  • 1,200 字以上 1,500 字程度

経験者採用の山場ともいえるのが課題式論文です。上位合格して希望区に行きたいなら論文ができるのは当たり前で、さらに高得点を取らなくてはなりません。万全の対策が必要です。また、面接が苦手な方は、論文で稼げるだけ稼ぐ戦略が有効でしょう。

では、さっそく過去の出題例を確認しましょう。

2 題中 1 題を選択すること。
 1  住民意識の多様化と自治体職員の役割について
 2  若者の区政参加と地域の活性化について

出典:特別区職員採用試験 令和2年度試験問題(http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/sikenmondai_r02/sikenmondai_r02.htm#areaH

2019
①組織力の向上について
②地域コミュニティの活性化について

2018
①行政運営の効率化と信頼性の確保について
②区民への情報発信のあり方について

2017
①区政運営における区民との協働について
②最少の経費で最大の効果を生む区政運営について

2016
①区民ニーズの把握と施策への反映について
②グローバル社会の進展に伴う行政運営のあり方について

テーマが2つ提示されますので、そのうち一つを選択して論述することになります。論文の配点があまりに高いので、テーマを複数用意することで受験者のリスクを分散したい意図があるのだと思います。

過去の傾向から「行政と地域のかかわり」「行政運営のありかた」が問われます。

これらは細かい意識や法令を知らなくても論述できる一方で、行政とはどうあるべきか、しっかりと理解して考えを述べる必要があります。

とはいえ、どう対策したらいいかハッキリと分からないかと思います。論文はまともに向き合うと非常に難しいうえに、点数が安定しない科目ですし、出題テーマを知っているかどうか、イチかバチかで合否が決まってしまうこともあります。

そうした事情もあり、特別区受験生は模範解答を使って勉強するのがメジャーとなっています。

模範解答は、やはり定番のこれで間違いないでしょう。掲載テーマの豊富で、評価が毎年とても高いので、これ一つでほぼ対策できてしまいます。

【特別区採用試験】論文予想テーマ模範解答27セット|特別区採用試験対策|note
令和3年度特別区採用試験で出題が予想される論文テーマの模範解答セットです。対象は次の試験区分です。 ・Ⅰ類【一般方式】:事務、土木造園(土木)、土木造園(造園)、建築、機械、電気、福祉、心理、衛生監視(衛生)、衛生監視(化学) ・経験者採用:事務、土木造園(土木)、建築、機械、電気、福祉 ・就職氷河期世代を対象...

他にも寺本さんの論文バイブルもおすすめです。ただし、特別区の事情とはややズレている印象です。国家や県庁を併願する場合はこちらも買っておいて損はないかと思います。

模範解答を使うも使わないもあなたの自由ですが、模範解答は貴重な勉強時間と労力を別の勉強に投資できるので、非常に有力な選択肢だと言えます。

大幅に勉強時間を削減しつつ、勝てる論文を安定して書くことができるようになるのでお勧めです。

第2次試験の対策方法

個別面接

第2次試験は個別面接一発勝負です。

人物、職務経験及び職務に関連する知識等について問われます。

Ⅰ類採用、氷河期採用と違い職務経歴と職務知識についても問われます。

とはいえ、面接官は専門スキルを持った人間ではなく特別区の職員なのでそこまで深い内容までは聞かれません。

一方で、自身の職務について、専門外の人にも分かるよう伝える能力を磨いておく必要があります。

面接全般についてはこちらで徹底的に解説しているので、参照ください。

まとめ

数ある経験者採用のなかでも、特別区は採用人数が多いため非常に倍率が低いのが特徴です。

しかし、特別区経験者採用専門の対策は世の中にほとんど出回っていません。予備校にすらほとんどありません。したがって個人の実力よりも、数少ない有力な情報をいかに入手し対策できるかが合否を分けます。

時間的に余裕がある場合は、20万円ほどかかりますが予備校を探し通うのも選択肢の一つです。ただし大卒程度試験(Ⅰ類)と違い、経験者採用試験は予備校にかからずとも対策できるものが多いことが特徴です。

このような状況なので、まずは特別区経験者採用の定番コアテキストを使って対策し、それから予備校か独学か検討する方法が間違いありません。

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自信を持っておすすめする自治体なので、ぜひトライしてみてください!それでは、あなたの合格と幸せな未来を願っています!