特別区採用試験は、以下の自治体・組合の職員になりたい方が対象です。
- 千代田区
- 中央区
- 港区
- 新宿区
- 文教区
- 台東区
- 墨田区
- 江東区
- 品川区
- 目黒区
- 大田区
- 世田谷区
- 渋谷区
- 中野区
- 杉並区
- 豊島区
- 北区
- 荒川区
- 板橋区
- 練馬区
- 足立区
- 葛飾区
- 江戸川区
令和2年度より、特別区(東京23区)でもいよいよ就職氷河期世代を対象とする採用が開始されました!
対象は「昭和45年4月2日から昭和61年4月1日までに生まれた人」です。
職歴は必要ありません!
気になる試験内容ですが、一般的な公務員試験と比べて非常に簡素です。
膨大な勉強時間が必要な専門試験が無いだけではなく、経験者採用試験のように職務経歴論文もありません。さらに教養試験の問題数も少ない!
したがって、短期間で合格がねらえるため受験資格がある方にとって大チャンスの試験です!
ではさっそく、試験の概要をみていきましょう!
- 昭和45年4月2日から昭和61年4月1日までに生まれた人
- 教養試験、論文試験、個別面接が試験科目
- この試験に合格した後に、各区の面接がある。
- 希望の区に採用されるには、上位合格が必要!
- 最終合格は総合判断(リセット方式ではない)
- 特別区Ⅰ類、経験者採用と併願できない
- 論文の配点が異常に高い
独特な採用システムについてわかりやすく解説

特別区とは、東京23区の正式名称です。
東京23区には港区、江戸川区、世田谷区といった様々な区があり、それぞれ独立した自治体です。しかし、職員採用試験は一括して行っています。
たとえば、
「千代田区の職員になりたい!」
「世田谷区で公務員としてはたらきたい!」
といったように、23区のどこかの公務員になりたい場合、まず23区一括して行う「特別区採用試験」というものに合格する必要があります。
この記事で解説する「就職氷河期世代を対象とする試験」はこの「特別区採用試験」にあたります。
そして「特別区採用試験」の合格後に各区から面接試験のオファーがあります。それに合格すればその区に採用内定という流れになります。
採用後、はたらき始めてから「やっぱ他の区にいきたい…」と言っても移動することは原則できませんので注意が必要です。
それではさっそく、採用内定までの流れについて解説します。
ざっと簡略化すると、以下の5ステップが必要です。
- 特別区採用試験の受験申込
- 特別区採用試験を受験
- 特別区採用試験に合格
- 各区面接の受験
- 各区面接の合格(内定)
ご覧いただければわかる通り、「特別区採用試験」と「各区の試験」の2段階に分かれています。
特別区職員採用試験に合格しただけでは、まだどこの区の職員になるかは決まっていません。
その後の各区面接に合格してはじめて採用内定になります。
では、令和4年度のスケジュールを基に採用内定までの流れを見ていきます。
- 6/23試験・選考案内・申込書の配布開始日
- 6/23~7/14受験申込
原則インターネット申込。
この段階で行きたい区を第1希望~第3志望まで書く。 - 9/41次試験
試験 時間 内容 教養試験(五枝択一式) 105分 35題解答
(30題必須解答、15題中5題選択解答)論文試験 90分 課題式(2題中1題選択解答)1200~1500字 - 10/211次試験合格発表
合格通知と共に、2次試験の試験日、集合時間および試験会場の案内を受け取る。
- 11/32次試験
個別面接(主として人物について問われる)。
いわゆる人事院面接。 - 11/18合格発表
- 11/19~区面接
合格順位、希望区等を考慮し、どこかの区から面接の連絡がくる。
※自分で面接を受けたい区を選ぶことはできない。 - 採用内定
受けた区から採用内定連絡がくればおしまい。
もし受けた区の面接がダメだった場合、別の区から区面接の案内がくる。その繰り返し。
このように、一般的な公務員試験にあたる「特別区採用試験」を受験して、合格したあとに「区の面接試験」があります。
国家公務員試験の官庁訪問のように、自分からどの区を受けるか選ぶことはできません。
「合格順位」と「受験申込のときに書いた希望区」を考慮し、もっとも適切な区が選ばれ、その区からあなたのもとに面接案内の連絡がきます。そして、その区の面接を受験し合格すれば採用内定になります。
もし区の面接で残念な結果になったとしても、次に適切な区からまた面接案内の連絡がきます。
その面接で合格すれば採用内定、だめならその次の区から面接案内がくる…この繰り返しです。

特別区採用試験に合格すれば、よほどのことがない限りどこかの区に採用されますので過度な心配は無用です。
区面接についてはこちらの記事で徹底的に解説しています。
⇒特別区の区面接について徹底解説!各区でこんな試験をします。
受験資格

昭和45年4月2日から昭和61年4月1日までに生まれた人が対象です。
大卒である必要すらありません。大学中退、フリーター、無職でも問題ありません。
年齢要件さえ満たされていれば、住所、年齢、学歴等について評価に影響ありません。
なお、就職氷河期世代を対象とする試験は、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った、いわゆる就職氷河期世代である方の就職の機会を拡大すること等を目的に実施する試験です。
したがって、現に安定した職についている方は不利になる可能性があります。なぜならば、そういった方は経験者採用区分で受けるべきという見方があるからです。(経験者採用ガイド)
試験の目的上、むしろ就職氷河期の被害を受けている方が優先的に採用されるはずです。
経験者採用は「同じ職場での職歴が最低4年必要」ですので、この条件を満たしていない場合は有利にはたらく可能性があります。
あくまで試験制度からの予想ですが、他の試験と違い、経歴や実績がプラスにならない。むしろマイナスになるという特殊な採用基準が設けられているだろうと考えられます。
したがって、経歴や実績に不安がある方でも逆にそれが有利にはたらくことが考えられます。
絶対に知っておくべき試験の特徴と対策!

特別区Ⅰ類と特別区経験者採用とは併願ができない
試験案内にも明記されていますが、特別区Ⅰ類と特別区経験者採用とは併願ができませんのでご注意ください。
希望の区に採用されるためには上位合格する必要がある!
特別区と一言にいってもまったく別の魅力や特徴があります。例えば港区と葛飾区は趣が全然違いますし、渋谷区と千代田区は雰囲気が真逆ですよね。
ですが、どちらも特別区です。先に説明した通り、どちらの職員になるにしてもこの特別区職員採用試験を突破する必要があります。
こちらの記事で詳しく解説していますが、希望の区に採用されるには特別区職員採用試験で上位合格することが必要です。
特別区職員採用試験自体はそこまで合格難易度が高くありませんが、上位合格して希望の区への採用を目指す場合、一気に難易度は跳ね上がります。
したがって、配点が非常に高いと予想される、論文と面接に力を入れる必要があります。
最終合格は総合判断(リセット式ではない)
最近では1次試験の結果は最終合格に使わないという自治体がほとんどです。いわゆるリセット式という方式です。
一方で特別区はリセット式ではないので、1次試験の成績も最終合格に使われます。
したがって、面接が苦手な人でも1次試験で頑張って点数を貯めておくといった戦略をとることができます。
受験申込時に面接カードを書かなくてはならない!
令和3年度から、受験申込時に面接カードの提出も求められるようになりました。
webで受験申込する際、個人情報や経歴を入力していった先に、面接カードの設問が表示されます。その設問への回答を入力して送信するかたちです。
いままでは1次試験合格者に面接カードが郵送され、それを記入して2次試験に臨むというスタイルでしたが、令和3年度からは受験申込の段階から書かなくてはなりません。
つまり、面接カードの設問に答えることができなければ受験申込すらできません。
とはいえ、急場しのぎで答える訳にもいきません。なぜならば、ここでの回答が2次試験の面接で使われるからです。
早く提出したからと言って合格できるわけではないので、先を見据えてじっくりと回答を考え抜くことが重要です。
設問は全部で3問。いずれも特別区Ⅰ類採用試験(大卒程度)の面接カードと同じです。
それでは1問ずつ解説していきます!
あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に入力してください。 (250文字以内)※面接の冒頭に3分程度でプレゼンテーションしていただきます。
最初の設問です。「強み」「挑戦したい仕事」「志望動機」と、書くことてんこ盛りです笑
面接カードではひとまずコンパクトに書いて、3分間でプレゼンテーションでしっかりと伝えるかたちになります。
3分間プレゼンテーションは、特別区名物の面接手法です。面接の冒頭に軽いアイスブレークをした後に、すぐに3分間プレゼンテーションを求められます。
3分間プレゼンテーションはとにかく準備に時間がかかりますので、対策に使った時間がそのままクオリティに反映されます。
特別区が第一志望ならば時間を惜しまず対策しますが、そうでなければそれなりの対策で終わります。

3分間プレゼンテーションがめんどくさくて辞退する受験生もたくさんいます笑
特別区は内定辞退者がかなり多いので、3分間プレゼンテーションで第一志望の受験生を見極めて、内定辞退の悲劇を減らしたい!という切実な思いがあります。
3分間プレゼンが苦手だという受験生は多いですが、やればやるほど必ず上達します!
いまはどれだけ苦手でも全く問題ありません。覚悟を決めて、練習し続けることで着実に成果はでます。
諦めず、できるだけ毎日練習しましょう。
さて、面接カードの書き方に移ります。書くべき内容はたくさんありますが、基本は以下の通りです。
- 強み
- 強みを発揮したエピソード
- 志望動機(できればエピソードと関連させて)
- 挑戦したい仕事(志望動機と関連させて)
面接対策の一環で自己分析は必ず行うと思います。そこで見つけた強みを書いてください。
そして、その強みを裏付けるエピソードを書きます。エピソードは3分間プレゼンでしっかりと語るので面接カードではサラッと1センテンスでまとめるのが基本です。
次に志望動機を書きます。できればこの志望動機、前述のエピソードがきっかけであることが望ましいです。一貫性があれば、聴いている側としては納得しやすいからです。
最後に、強みに再び触れつつ挑戦したい仕事を書きます。挑戦したい仕事は志望動機と関連させるべきでしょう。こんな仕事に挑戦したいから特別区を志望した、という流れになれば一貫性があります。
ここで思い出して欲しいのが、特別区はコンピテンシー面接だということです。
つまり、結果よりも考え・行動を見られています。
強みを発揮するに至った思考回路、行動指針を知りたがっているので、そこを欠かさずアピールしてください。志望動機に至った心の動き、不変的な考え方を伝えてください。
これができるだけで他の受験生と圧倒的な差をつけることができます!
3分間プレゼンは面接の序盤も序盤にあるので、ここでの流れが面接全体に影響します。
最初は全然できなくて当然。練習すればするほど確実に上達します。覚悟を決めてひたすら練習あるのみ。諦めずに立ち向かってください!
あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを入力してください。 (250文字以内)
民間企業ではよくあるタイプの質問ですね。主に受験生のストレス耐性と職務遂行能力が見られています。

特別区の仕事はストレスフルなものが非常に多い。細かい事務作業から住民からのクレーム対応などなど。。
そんな状況でもくじけず頑張れるかチェックされています(この質問の他にもストレス耐性をチェックする質問がとても多くされます)。
また、特別区は住民の生命や財産を預かるクリティカルな仕事ばかりです。したがって、困難だからといって途中で投げ出すことは決して許されません。そこで、困難な状況から逃げることなく乗り切れるかどうかこの質問でチェックされています。
この質問も当然、コンピテンシーが評価されています。
最も困難だと感じた状況に対しどのように乗り越えたか、という経験から行動特性を抽出します。その行動特性が「優秀な職員」と合っているかどうかが判断されます。
ということは、「自ら考え行動する人材」が「最も困難だと感じた状況に」に向き合ったときにどんな行動をするのかを想定して書くことが必要です。
すると、困難に対して解決策を「考え」、解決にむけて諦めず「行動」した経験が最も適切な回答になるでしょう。

ここで書いた行動は「不変的」で「一貫性」があることがとても重要です!
特別区はコンピテンシー面接です。すわなち、他に同じような質問をされたときでも、ここで書いことと同じような行動をとっていれば、一貫性があるので高く評価されます。
たとえば「何か課題や困難があって、それを乗り切ったエピソード」を語る機会が多いと思います。
どんな聞かれ方をしても、一貫して同じ考え・行動で乗り切ったことを話すことで、不変的な行動特性があることを示すことができます。
ここは非常に重要なポイントなので必ず覚えておいてください。
目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに入力してください。 (250文字以内)
特別区に限らず公務員組織は、チームやグループで行動することがほとんどです。
一人で完結する仕事なんてありませんし、一匹狼は必要ありません。
そこで、チームやグループでうまくやっていけるのか?この質問で見られています。
「役割」というのはリーダーやムードメーカーといったもの。この役割から面接官はあなたが特別区でどんなはたらきをするのか想像します。
リーダーは確かに評価が高いかもしれませんが、それ以上に面接全体の一貫性の方が重要です。リーダーなのに強みが「縁の下の力持ち」だったら一貫性がありません。

役割を盛ってしまうと後で必ずぼろが出ます!正直に、自分の役割を話すことが一番です。
「独自のアイディア等によって」は気になりますが、なにも奇抜なことを求めているわけではありません。しっかりと「考え」を持っているか確認しているのです。ただ単に役割を果たすだけではなく、状況を思考してチームに貢献しているかを見ています。
問いの中心は、あくまであなた個人の活躍です。チームで達成した目標はサラッと伝える程度にしてください。たまに輝かしい成果を延々と書く方がいますが、それはNGです。コンピテンシー面接なので成果は評価されません。考え・行動が見られています。
問われ方こそ異なりますが、本質は前の設問「あなたが今までに最も困難だと感じた状況を挙げ、それをどのように乗り越えたかを教えてください。なたが今までに最も困難だと感じた状況を挙げ、それをどのように乗り越えたかを教えてください。」と同じです。
「課題・困難に対してどんな行動特性を発揮したのか」が中心の問いです。
したがって、前の設問と行動特性を合わせる必要があります。そうでなければ、一貫性がない=状況によって変動する行動特性だということで評価されません。
目標を達成するにあたっての課題・困難に対し、あなたがチームで何を「考え、行動」したのかをアピールしてください。
設問は以上です。全体を通して、ちょっとしたテクニックをひとつお伝えします。
面接官は、面接終了後に面接カードを読み返してあなたのことを思い返して採点します。したがって、面接カードの内容はとにかく「わかりやすく」「インパクト(情熱)がある」内容にすることがコツです。
面接カードを読み返してわかりづらかった場合、あなた自身の話も分かりづらかったと印象に残ってしまうでしょう。
インパクト(情熱)ある面接カードならばあなたにプラスの印象が残りやすくなります。プラスの印象に残った受験生は全体的な印象もプラスに傾くので、高得点を付けてもらいやすくなります。
第1次試験の対策方法
最初の関門、第1次試験は「教養試験」と「課題式論文です」それぞれの特徴と対策について解説します。
教養試験
- 時間:1時間45分
- 一般教養についての五肢択一式
- 必須科目(30題)
文章理解(英文を含む。)、判断推理、数的処理、資料解釈及び空間把握、社会事情 - 選択科目(15題中5題選択)
人文科学、社会科学及び自然科学
一般的な公務員試験とほとんど変わらないスタンダードな科目です。
特別区Ⅰ類採用(大卒程度)試験と出題範囲は同じですが、難易度はかなり低めです。
したがって、「地方初級(高卒程度試験のこと)の過去問題集」もしくは「特別区Ⅰ類採用の過去問集」を使って対策するのがいいでしょう。
「地方初級の過去問題集」は最低限の労力で対策ができるため、時間が無い方はこちらで十分でしょう。おすすめは定番の「過去問350」です。
一方で特別区は、過去問や他の試験区分から問題を借りてくることが非常に多いので、「特別区Ⅰ類採用の過去問集」は良い対策になります。
おすすめはやはり定番の「過去問500」です。Ⅰ類のレベルに慣れると経験者採用の教養試験は楽勝になりますので、高地トレーニングのような感覚で実力をつけることができます。
「高卒程度の過去問題集」を解き、余裕がある方は「特別区Ⅰ類採用の過去問集」で対策するのがよいでしょう。
まずは過去問で感覚をつかみ、その上で参考書で補強する流れが鉄板です。
ただし次で紹介する通り、特別区は論文の配点ウェートが非常に高いので、教養対策はほどほどにし、論文に注力するのがベストな戦略といえます。
課題式論文
- 時間:1時間30分
- 2 題中 1 題選択解答
- 1,200 字以上 1,500 字程度
特別区採用試験の特徴は何といっても論文の配点が異常に高いことです。1次試験のほとんどは論文の点数が占めると言われています。
つまり、論文ができなければ落ちますし、論文さえ良ければ受かります。
上位合格して希望区に行きたいなら論文ができるのは当たり前で、さらに高得点を取らなくてはなりません。万全の対策が必要です。面接が苦手な方は、論文で稼げるだけ稼ぐ戦略が有効でしょう。
では、さっそく過去の出題例(令和3年度)を確認しましょう。
2 題中 1 題を選択すること。
出典:特別区人事委員会採用試験情報 試験問題の公表
1 インターネットを活用した誰もが利用できる行政手続に向けた取組について
2 持続可能な財政運営と区民サービスについて
(https://www.union.tokyo23city.lg.jp/jinji/jinjiiinkaitop/shiryo/shikemmondai/index.html)
テーマが2つ提示されますので、そのうち一つを選択して論述することになります。論文の配点があまりに高いので、テーマを複数用意することで受験者のリスクを分散する意図があるのだと思います。
出題テーマは特別区経験者採用の論文試験とまったく同じですので、今年度も同じテーマがでるということで間違いないでしょう。
したがって、特別区経験者採用の出題傾向を見れば、氷河期採用の傾向も分かるということになります。
では、論文出題傾向は何か?
それは「行政課題」「行政と地域のかかわり」「行政運営のありかた」です。
この2つが頻出です。細かい意識や法令を知らなくても論述できる一方で、行政とはどうあるべきか、しっかりと理解して考えを述べる必要があります。
とはいえ、どう対策したらいいかハッキリと分からないかと思います。
論文はまともに向き合うと非常に難しいうえに、点数が安定しない科目です。
出題テーマを知っているかどうか、イチかバチかで合否が決まってしまうこともあります。
そうした事情もあり、特別区受験生は模範解答を使って勉強するのがメジャーとなっています。
受験生御用達の定番の模範解答はこちらです。掲載テーマの豊富で、評価がとても高いので間違いないでしょう。

他にも寺本さんの論文バイブルもおすすめです。ただし、特別区の事情とはややズレている印象です。国家や県庁を併願する場合はこちらも買っておいて損はないかと思います。
模範解答を使うも使わないもあなたの自由ですが、模範解答は貴重な勉強時間と労力を別の勉強に投資できるので、非常に有力な選択肢だと言えます。これで大幅に勉強時間を削減しつつ、勝てる論文を安定して書くことができるようになります。
第2次試験の対策方法
個別面接
第2次試験は面接一発勝負です。
主として人物について問われるので、職務経歴や経験についてはほとんど触れられません。人柄とポテンシャル重視です。
特別区は公式で名言している通り、「自ら考え行動する人材」を求めているので、それに沿った経験や行動を話すことが求められます。
面接についてはこちらで徹底的に解説しているので、参照ください。
まとめ
就職氷河期世代を対象とする採用試験は、スタンダードかつかなり簡単な試験です。
さらに試験の目的上、今までの実績が問われないだろうという点が特徴的です。
特別区はとても人気の自治体ですが、これほど良い条件で受験できるのは滅多にないチャンスだといえます!
やりがいがありますし、待遇も申し分ありません。非常に魅力的な自治体なので、ぜひチャンスを逃さず合格を勝ち取ってください!
それでは、あなたの合格と幸せな未来を願っています!


